今週のお題「夏の思い出」
一日はラジオ体操から始まる。
それが終わると帰って朝飯なのだが、その前に近所の友達とその日のスケジュールを教え合う。
スケジュールといってもまぁ…
クワガタ捕り、終われば近くのお宮の境内で野球遊び。そのお宮の裏には図書館がある。
〇〇カメラ、◯◯通信、劇画ナンタラ、誰が持ち込んだかも分からないブヨブヨに膨らんだ本たち。
昼飯を食べに帰ったらまた野球。
すると突然の夕立。
アスファルトのニオイにむせる。
でも嫌いじゃないあのニオイ。
そういえば、昔のアスファルトは30度近くなると柔らかくなって、アイスの棒でほじくれるほど。
歩くと靴底の型がつく。
転んでズボンに黒い汚れが着いたらもう取れやしない。
喉が乾いたら近所の店に行って、外の自販機で瓶のコーラを引っこ抜くのだが、何とかして2本取れないもんかと日々格闘。
小遣いが少し足りなかった子は、店の外に積んであるケースから空き瓶をひとつ抜いて10円を作り出す(御法度)
やる事もなくただゴロゴロしてる日もある。
少しすずしくて気づくと…6時?
朝?夕方?
急いでラジオ体操のカードを持って外へ出ると太陽は西側の岩木山の方だったり。
いま思い出すと、ドラマや映画で見るランニングシャツで走り回る昭和の子供と大差ない田舎の子供たちだね。
時が経ち、僕たちの暮らしは少しだけ忙しくなる。
部活動、自転車で隣町まで遠出、好きな女の子、嫌いな先生。
汗だくな時間、そしてそれ以上の時間を語り合う事に費やした。
少し前までよく遊んでいた友達、気づけばもうずいぶん会わなくなってて、たまにすれ違ってもなんて言えばいいのか…結局じゃあなって。
相変わらず日本むかし話は観てて。2話目にゾッとしたり。
クイズダービーのうちに風呂入って、あとはドリフ見ながら志村と一緒にスイカ早食いしたんだ。
もう何度目の夏休みだろう。
好きなのかどうなのかも分からず付き合ってる感じになった女の子といる所を冷やかされたり、どっちかの家に行けばいいのに何やかんや言われるの嫌だからずっと空き地でお互い自転車に跨ったまま何時間も話たり。
私服で会う気恥ずかしさ。
僕のダサいTシャツ、彼女の変な服。
ざっくりとした服だと時々下着が見えて、見たのがバレそうで、目を逸らすけど、また見てしまった。まぁそういうお年頃だ。
あの時の彼女、お互い50過ぎた今も盆や正月になると近所のスーパーあたりでバッタリ会ったり。
これも田舎あるあるだな。
はたしてうちの子らは…
少子化、ネットゲーム、そしてコロナ…
貴重な子供時代、中高時代、どう過ごしていたのだろう。
私たちの時代を「いい時代」と美化つもりは無い。
彼らには彼らの夏休みがあるのだろう。
違う時代、違うカタチ、違う価値観で、親が知らないところで色々と経験している事を祈る。